2007年 04月 07日
お花見に行って来ました。 |
自転車にてぶらり一人旅。
本当は朝7時ごろに行きたかったけれど、休日の朝にそこまでの根性は出せませんでした。
9時過ぎに出発。
一応、桜祭みたいな事はやっているのだけれど、そういう賑やかな中央には近寄らず、桜並木の端っこにてのんびり一人観桜会。
……むしろ人出の少ない、桜の木が傷まない端っこの方が、花のつき方も勢いも良いし。
少ない、とは言ってもそれなりに人は出ています。年配のご夫婦も、若いカップルも、家族連れも。
一人はちょっぴり寂しくもあるけれど、誰に気兼ねすることもないマイペースも良い物です。
川の土手の脇にある桜並木なので、土手の上から見下ろすことも出来るし、桜の下を歩くことも出来るし、道路を自転車で疾走する事も可能。
全長2kmほどあるらしのですが、まだ人の少ない朝に、端から端まで自転車で走破したこともあります。
今年はちょうど満開。
既に葉が見えてきているものありました。
満開の桜の中をヒヨドリが飛び回って細い枝を揺らせると。少し強めの風が吹き渡ると。
舞い落ちてくる花びら、花が、何ともロマンティック。
「花が降ってくると思う 花が散ってくると思う この掌に受け止めようと思う」
……うろ覚えな詩が頭の中に甦ってきました。
それにしても桜って見ていて飽きないですよね。
吸い込まれそうなはんなりとした白い花。花簪のような一塊。風に揺れる一枝。
様々に表情をかえるのノを眺めていると、いつの間にか時間が経過してしまいます。
一人でぼんやり&じーっと上を見ていると危ない人みたいなのが難点ですが、寝ゴザでも敷いて花の下に寝転がりたくなるのは私だけではない筈。
昼間の桜は、絢爛ではあっても清潔な雰囲気。これが夜になると本当に死体の一つや二つ埋まっていても不思議ではなくなる顔を見せるから不思議ですよね。
そんな色々な顔を見せる桜の下にいると、頭の中にとりとめのない思い出やら発想やらが湧き出てきます。本当にミステリアス。
そういえばこんな句がありましたね。わずか17文字の真理。
「さまざまの事思ひ出す桜かな」…………芭蕉
by creamrose
| 2007-04-07 22:50
| 雑記