2010年 09月 11日
東宝エリザに行ってきました。 |
帝劇で上演中のエリザベートを観に行ってきました。
2008年公演からもう2年近く。
新キャストが複数加わり、観たい組み合わせはたくさんあるけれど。
日程の都合もあり色々考えた結果、今日の公演をチョイス。
今は色々ネットで情報を得られるので、前評判を目にしつつも、できるだけ心は白紙状態で臨みます。実際、巧拙よりも自分の好みによるところが大きいしね。
私的には、見て良かった! と思える公演(というか組み合わせ)でした。
シシィの瀬奈さん。宝塚時代の舞台は見ていますが、現役時代のシシィはチケット取れずに見られなかったんですよね。なので、退団後、しかも女優としての初舞台にわくわく。「驚異のウエスト50センチ」というわけにはいきませんが、堂々とした押し出しの良さがあったかと。
やっぱり女声での歌が心配でしたが、声量もあったし演技同様の堂々とした『私だけに』は、想像(前評判で不安だったので)以上でした。
ただ、張り上げる系の歌は良しとして、『魂の自由』や『夜のボート』はちょっと残念な感じ。
抑えて歌う場面や、地声から裏声に変わる辺りが少し不安定かな? との印象。
シシィの役作りも、私的には好感が持てる。女優としてのキャリアを重ねてからもう一度観たいなぁ。
少女時代から、一幕最後の見せ場、ちゃんと大人になって風格も出ているのだけれど、世紀の美女とたたえられたシシィの輝きを、さらにパワーアップして見せて欲しい。
トートの城田さん。年齢的な不安はありましたが、期待していた通りの美丈夫なトートを見せてくれました。声質がちょっと軽いかな? とは感じたけれど、こういうトートもアリかな、と思わせてくれました。異世界の存在なのだから、現実の枠にとらわれる必要はないと思わせた存在感。きっと、今の自分自身に出来る最大限を出すべく努力したのだろうなぁ。クラシックをやりこんだ発声ではないけれど、音をきちんと掴んでいたのは私的に好印象。(時々いる、歌いながら音程を探る感じの歌い方が苦手なので)あるべき音をちゃんとそこに置きにいく音の取り方が加点ポイント。歌う事だけで一杯にならず、ちゃんと歌詞(というかセリフ? 心情?)と表現しようとしているのも分かったし。メリハリがあったし。それがもっと自然(頑張っている感を観客に見せず)に表現できたら、さらに良し。
語り口調で歌おうとすると、そこはかとなく演歌の匂いを感じる事があるのだけれど、今回それを感じなかったのはスパニッシュの血のせい? この人の持ち味?
これで舞台での滑らかな動きが身に付いたら、もっと好きになりそう。
ドクターからトートに変わった後、長椅子に寝そべる姿や、馬車の上で足を組んでる場面がセクシーでした。持って生まれた容姿の良さをてらわずに活かしてほしい。
出来れば、このままもっとレッスンを積んでテレビではなく舞台をやってほしいなぁ。
ドクトルの腰を曲げた姿を見て、スカーレットピンバーネルのグラパンを思い出しまして、パーシーを演るのを観てみたいなぁとも。
フランツの石川さん、ゾフィーの寿さんは相変わらず安心して観ていられました。
石川さん、ちょっとお顔が丸くなられた? 一幕の『皇帝の義務』がちょっと貫禄ついてしまった感はあるけれど、シシィを愛しながらも皇帝としての自分の立ち位置を守らねばならぬと苦悩、ゾフィーへの反抗、そして『夜のボート』の歌声。悪夢を見ながらも、シシィを守ろうとトートに懸命に立ち向かおうとする姿が好き。
寿さんの威厳ある存在感も大好き。元男役だから、ちょっとファルセット入るとつらそうな感じもあるけれど、それすらも若く可憐なシシィとの対比としてみれば、もしかして役作り? と思わせられてしまう。
その性格をすべて肯定はしないけれど、王族という特殊な世界の頂点であるためには彼女みたいな存在は絶対的に必要。憎めない皇太后さまです。
ルドルフは伊礼さん。
つい最近までストレートプレイの舞台に立っていて、ルドルフを引き継いだばかりの評は芳しくなかったけれど、ちょうど状態が良くなりだした時点で観られたかな? まだまだ彼本来の熱いルドルフには完全ではないかもしれないけれど、ちゃんとルドルフとして舞台の上にいました。
2年前に観た時より、発声法みたいな基礎力はアップしていると感じたので、ムラなく力を発揮できるようなコントロール力を身につけて欲しい。
若手で実力ある男性が(増えてきつつはあるけれど)まだ少ないので、伊礼さんは期待しています。
宝塚OGのお姉さまとの共演が多いのも、やはり期待値が高いからなのかな? なんて。
少年ルドルフは菊池くん。今回ルドルフの最年少? ちょっとたどたどしい感じのセリフ回しが魅力の可愛いルドでした。
でもって、この子。最後のカーテンコールの仕草や動きがまた可愛いの! 下がっていく幕に合わせて下から覗きこむように手を振ったり。観客の笑みを誘ってました。
ルドヴィカは春風さん。お綺麗でお上品なお母様。今回はじめて2階席だったのですが、春風さんの大きく開いたドレスの胸元が垣間見れて、年上の女性に対して失礼なのですが、そのデコルテラインと胸の谷間のきれいさに悩殺されそうになりました。
他の組み合わせを観ていないので、比較対象はできないのですが、最初に書いたとおり個人的にはかない好きな組み合わせかと。
トートの体格の良さで、まだ男役の名残かちょっと上腕二頭筋あたりがたくましい瀬奈さん違和感なかったし。あまりクラシック方向でない発声のしかたがうまくマッチしていてハモリが合っていたような気がします。
その分フランツとの歌(特に夜のボート)は、ちょっと合わなかった気もするのだけれど、それがシシィとフランツのスレ違いの部分だと思えば、それもまたアリかな? と。
(個人的には夜のボートは、前回の石川さん、涼風さんのデュエットがすごく好きでした!)
トートとルドルフも、日本人離れした(←当たり前ですが)容姿と、どこか共通項を感じる声質(これも血のせいか?)でドキドキさせられました。
まだまだ二人とも伸びしろがあると思われる『闇が広がる』、おおいに期待値も込めてですが魅せられました。
ざっとこんなもの?
また思い出したら加筆修正するかも。
今までの記事でも、後で、と言ったまま書いてない感想がいくつかあるのだけれど、こういうのって勢いで書いてしないと難しいですね。
まだちゃんと胸の内に残っている物がちゃんとあるのだけれど。
ところで、ミュージカル──特に音楽の良い物──を観に行くと、しばらくの間、頭の中で勝手に音楽が鳴り響き続けます。とりあえず自宅以外で口ずさまないように気をつけなくては(笑)
でもって、声楽をやりたいと思っていた頃の学生時代の自分を思い出してしまうのが嬉し恥ずかし。
歌いたい衝動、踊りたい衝動。
熱い自分を思い出しつつ、日常と上手に折り合いをつける事に腐心する自分に複雑な心境になりますねぇ。
こちらは観劇前に早めのランチ。
有楽町イトシア、フードアベニューの スパゲッティ食堂ドナ にて。
時間が早かったので、ドリンクやセットは付けずにパスタ単品。
ナスとベーコンのトマトソースと、ネギとチキンの和風。
こちらのパスタは生パスタなので、歯応えがもちもちしてます。
チェーン店だけれど、そこそこのお値段でこういう安定したレベルの美味しさを享受できるのはありがたいですよね。
ネギとチキン、のチキンがスモークチキン状だったのが良いお味でした。
チキンではなくても、そういうお肉加工品のいただきものをした際に、アレンジできそう。
こちらは終演後にお茶しに行った東京国際フォーラムの中の ごはんカフェ 。
抹茶とパッションフルーツのババロア と ティラミスのベリーソース。
どちらもあっさり目の口当たり。
ごはんカフェだけあって、どちらにもコーンフレーク状のライスパフみたいのがトッピングされてました。
抹茶とパッションフルーツ? と思ったけれど、淡い抹茶味と酸味の効いたパッションフルーツはアリでした。
添えられた餡と白玉が風情あり。
ティラミスはちょっと味が弱め。ベリーソースがないと物足りないけれど、チーズがあまり好きでない人でも食べられそう。
ここはカフェではなく、ランチかレイトランチで使ってみたいと思っているのですが、中々機会がなくて。
お隣さんが食べていたおにぎりのセットがとても美味しそうでした。
ええ、いつかきっと。
なんだかんだと、やっぱりエリザは好きですね。
もう田代ルドルフは観られないけれど、石丸トートが観たいなぁ。
杜ゾフーも気になるし。
観たいものがたくさんあり過ぎて困ってしまう……。
そしてむちゃくちゃ本筋に関係ない蛇足。
プログラムのお稽古場風景の写真の中に、レッズの07年ACLホーム用のユニと同じデザインのユニ(Tシャツ?)を着ている方を発見。
もしかして、レッズサポなのかしら。 普通あんなの持ってないよね……。
2008年公演からもう2年近く。
新キャストが複数加わり、観たい組み合わせはたくさんあるけれど。
日程の都合もあり色々考えた結果、今日の公演をチョイス。
今は色々ネットで情報を得られるので、前評判を目にしつつも、できるだけ心は白紙状態で臨みます。実際、巧拙よりも自分の好みによるところが大きいしね。
私的には、見て良かった! と思える公演(というか組み合わせ)でした。
シシィの瀬奈さん。宝塚時代の舞台は見ていますが、現役時代のシシィはチケット取れずに見られなかったんですよね。なので、退団後、しかも女優としての初舞台にわくわく。「驚異のウエスト50センチ」というわけにはいきませんが、堂々とした押し出しの良さがあったかと。
やっぱり女声での歌が心配でしたが、声量もあったし演技同様の堂々とした『私だけに』は、想像(前評判で不安だったので)以上でした。
ただ、張り上げる系の歌は良しとして、『魂の自由』や『夜のボート』はちょっと残念な感じ。
抑えて歌う場面や、地声から裏声に変わる辺りが少し不安定かな? との印象。
シシィの役作りも、私的には好感が持てる。女優としてのキャリアを重ねてからもう一度観たいなぁ。
少女時代から、一幕最後の見せ場、ちゃんと大人になって風格も出ているのだけれど、世紀の美女とたたえられたシシィの輝きを、さらにパワーアップして見せて欲しい。
トートの城田さん。年齢的な不安はありましたが、期待していた通りの美丈夫なトートを見せてくれました。声質がちょっと軽いかな? とは感じたけれど、こういうトートもアリかな、と思わせてくれました。異世界の存在なのだから、現実の枠にとらわれる必要はないと思わせた存在感。きっと、今の自分自身に出来る最大限を出すべく努力したのだろうなぁ。クラシックをやりこんだ発声ではないけれど、音をきちんと掴んでいたのは私的に好印象。(時々いる、歌いながら音程を探る感じの歌い方が苦手なので)あるべき音をちゃんとそこに置きにいく音の取り方が加点ポイント。歌う事だけで一杯にならず、ちゃんと歌詞(というかセリフ? 心情?)と表現しようとしているのも分かったし。メリハリがあったし。それがもっと自然(頑張っている感を観客に見せず)に表現できたら、さらに良し。
語り口調で歌おうとすると、そこはかとなく演歌の匂いを感じる事があるのだけれど、今回それを感じなかったのはスパニッシュの血のせい? この人の持ち味?
これで舞台での滑らかな動きが身に付いたら、もっと好きになりそう。
ドクターからトートに変わった後、長椅子に寝そべる姿や、馬車の上で足を組んでる場面がセクシーでした。持って生まれた容姿の良さをてらわずに活かしてほしい。
出来れば、このままもっとレッスンを積んでテレビではなく舞台をやってほしいなぁ。
ドクトルの腰を曲げた姿を見て、スカーレットピンバーネルのグラパンを思い出しまして、パーシーを演るのを観てみたいなぁとも。
フランツの石川さん、ゾフィーの寿さんは相変わらず安心して観ていられました。
石川さん、ちょっとお顔が丸くなられた? 一幕の『皇帝の義務』がちょっと貫禄ついてしまった感はあるけれど、シシィを愛しながらも皇帝としての自分の立ち位置を守らねばならぬと苦悩、ゾフィーへの反抗、そして『夜のボート』の歌声。悪夢を見ながらも、シシィを守ろうとトートに懸命に立ち向かおうとする姿が好き。
寿さんの威厳ある存在感も大好き。元男役だから、ちょっとファルセット入るとつらそうな感じもあるけれど、それすらも若く可憐なシシィとの対比としてみれば、もしかして役作り? と思わせられてしまう。
その性格をすべて肯定はしないけれど、王族という特殊な世界の頂点であるためには彼女みたいな存在は絶対的に必要。憎めない皇太后さまです。
ルドルフは伊礼さん。
つい最近までストレートプレイの舞台に立っていて、ルドルフを引き継いだばかりの評は芳しくなかったけれど、ちょうど状態が良くなりだした時点で観られたかな? まだまだ彼本来の熱いルドルフには完全ではないかもしれないけれど、ちゃんとルドルフとして舞台の上にいました。
2年前に観た時より、発声法みたいな基礎力はアップしていると感じたので、ムラなく力を発揮できるようなコントロール力を身につけて欲しい。
若手で実力ある男性が(増えてきつつはあるけれど)まだ少ないので、伊礼さんは期待しています。
宝塚OGのお姉さまとの共演が多いのも、やはり期待値が高いからなのかな? なんて。
少年ルドルフは菊池くん。今回ルドルフの最年少? ちょっとたどたどしい感じのセリフ回しが魅力の可愛いルドでした。
でもって、この子。最後のカーテンコールの仕草や動きがまた可愛いの! 下がっていく幕に合わせて下から覗きこむように手を振ったり。観客の笑みを誘ってました。
ルドヴィカは春風さん。お綺麗でお上品なお母様。今回はじめて2階席だったのですが、春風さんの大きく開いたドレスの胸元が垣間見れて、年上の女性に対して失礼なのですが、そのデコルテラインと胸の谷間のきれいさに悩殺されそうになりました。
他の組み合わせを観ていないので、比較対象はできないのですが、最初に書いたとおり個人的にはかない好きな組み合わせかと。
トートの体格の良さで、まだ男役の名残かちょっと上腕二頭筋あたりがたくましい瀬奈さん違和感なかったし。あまりクラシック方向でない発声のしかたがうまくマッチしていてハモリが合っていたような気がします。
その分フランツとの歌(特に夜のボート)は、ちょっと合わなかった気もするのだけれど、それがシシィとフランツのスレ違いの部分だと思えば、それもまたアリかな? と。
(個人的には夜のボートは、前回の石川さん、涼風さんのデュエットがすごく好きでした!)
トートとルドルフも、日本人離れした(←当たり前ですが)容姿と、どこか共通項を感じる声質(これも血のせいか?)でドキドキさせられました。
まだまだ二人とも伸びしろがあると思われる『闇が広がる』、おおいに期待値も込めてですが魅せられました。
ざっとこんなもの?
また思い出したら加筆修正するかも。
今までの記事でも、後で、と言ったまま書いてない感想がいくつかあるのだけれど、こういうのって勢いで書いてしないと難しいですね。
まだちゃんと胸の内に残っている物がちゃんとあるのだけれど。
ところで、ミュージカル──特に音楽の良い物──を観に行くと、しばらくの間、頭の中で勝手に音楽が鳴り響き続けます。とりあえず自宅以外で口ずさまないように気をつけなくては(笑)
でもって、声楽をやりたいと思っていた頃の学生時代の自分を思い出してしまうのが嬉し恥ずかし。
歌いたい衝動、踊りたい衝動。
熱い自分を思い出しつつ、日常と上手に折り合いをつける事に腐心する自分に複雑な心境になりますねぇ。
こちらは観劇前に早めのランチ。
有楽町イトシア、フードアベニューの スパゲッティ食堂ドナ にて。
時間が早かったので、ドリンクやセットは付けずにパスタ単品。
ナスとベーコンのトマトソースと、ネギとチキンの和風。
こちらのパスタは生パスタなので、歯応えがもちもちしてます。
チェーン店だけれど、そこそこのお値段でこういう安定したレベルの美味しさを享受できるのはありがたいですよね。
ネギとチキン、のチキンがスモークチキン状だったのが良いお味でした。
チキンではなくても、そういうお肉加工品のいただきものをした際に、アレンジできそう。
こちらは終演後にお茶しに行った東京国際フォーラムの中の ごはんカフェ 。
抹茶とパッションフルーツのババロア と ティラミスのベリーソース。
どちらもあっさり目の口当たり。
ごはんカフェだけあって、どちらにもコーンフレーク状のライスパフみたいのがトッピングされてました。
抹茶とパッションフルーツ? と思ったけれど、淡い抹茶味と酸味の効いたパッションフルーツはアリでした。
添えられた餡と白玉が風情あり。
ティラミスはちょっと味が弱め。ベリーソースがないと物足りないけれど、チーズがあまり好きでない人でも食べられそう。
ここはカフェではなく、ランチかレイトランチで使ってみたいと思っているのですが、中々機会がなくて。
お隣さんが食べていたおにぎりのセットがとても美味しそうでした。
ええ、いつかきっと。
なんだかんだと、やっぱりエリザは好きですね。
もう田代ルドルフは観られないけれど、石丸トートが観たいなぁ。
杜ゾフーも気になるし。
観たいものがたくさんあり過ぎて困ってしまう……。
そしてむちゃくちゃ本筋に関係ない蛇足。
プログラムのお稽古場風景の写真の中に、レッズの07年ACLホーム用のユニと同じデザインのユニ(Tシャツ?)を着ている方を発見。
もしかして、レッズサポなのかしら。 普通あんなの持ってないよね……。
by creamrose
| 2010-09-11 22:30
| 雑記